リスクコミュニケーションが,将来の災害の脅威に備えて行う専門家や住民等当事者間の意思疎通であるのに対し,災害発生直後から必要な当事者間の意思疎通を災害コミュニケーションと呼ぶことにいたします.本シンポジウムは,この災害コミュニケーションの観点から,さまざまな分野の方々に御講演いただく学際的な場として東日本大震災直後の2011年12月より毎年開催しています.2025年度で15回目を迎えます。阪神・淡路大震災から30年、災害管理における情報処理技術の利用も多岐にわたり、益々、情報処理技術者による災害対応への支援が期待されています。これを受け、例年、3研究会(SPT、IOT、IS)および京都大学防災研究所共催およびコラボレーションとネットワークサービス(CN)研究会協賛で実施しています。